苦になるかどうかは考え方次第

お墓の近くの不動産ってどんなイメージですか?

やっぱり家の近くが墓地だと気になりますか?

お墓には皆さんそれぞれのご先祖様が眠っていますので、都会に住んでいる人も、春や秋のお彼岸には里帰りを兼ねて両親の実家のお墓参りをするという人もたくさんいらっしゃるでしょうし、命日や月命日にはお墓参りを欠かさないという人もいます。
また何か家庭や会社で困った事などがあった時に、おじいちゃんおばあちゃんに相談しに行くといった人もいるでしょう。
ご自宅のお墓参りをすると不思議な事に気持ちが落ち着いたり、すっきりした気持ちになるという人もいると思いますし、亡くなった方を身近に感じる事ができたと思う人もいるでしょう。

そんな気持ちにさせてくれるのはそれがご自宅のご先祖様のお墓だからこそであり、縁もゆかりもないよそ様のお宅のお墓ばかりが見渡る場所に住むというのはどうでしょう?ちょっと考えてしまう、躊躇してしまうという方が大半ではないでしょうか。
そんな方がたくさんいる訳で、墓地の側、特に墓地が見渡せるような隣地などの土地や建物は不動産の中でも「訳あり物件」とされています。

「訳あり物件」とされていますので、その地域の賃貸、戸建、土地といったどのような形態の不動産でも他の同形態の不動産と比べて安価に価格設定がされています。
この低価格に魅力を感じて、戸建や土地ならば購入、賃貸ならば入居をするという人もいるでしょうが、やはり墓地が見える場所というのは、精神的に落ち着かない、窓を開けて外を見た時に墓地が見えたら気分が幻滅するから入居や購入の候補には上がらないといった考えの人もいるはずです。

要はその「墓地が見える」という事をその人が『苦になるかどうか』という考え方次第で、その「訳あり物件」の価値が決まってくるのです。
お墓の側というとそれだけで「訳あり物件」とされてしまい、デメリットだと考えてしまいますが、お墓の側にもメリットと考えられる事はあります。
まず第一にお墓の周りには高層建物が建てられる可能性はほとんどありませんので、南側に墓地がある物件の場合でしたら、現在の日当たりがそのまま継続されていきます。
都市部など住宅の開発が進んでいる地域ほど高層住宅が建てられていますので、そのような地域で割安な価格で購入または賃借する事ができ、その日当たりを確保できる事をメリットと考えられる人には、こうした物件は苦にはならないでしょう。

また墓地は比較的静かな環境の中にありますし、緑も豊かになっています。
生活をしていく上で、静かで緑豊かな住環境というのは魅力的な事ではないでしょうか。
そもそもお墓は亡くなった方に安らかに眠って頂く場所です。
ご自身のお宅のお墓を身近な物と感じられることができるように、それぞれのお墓には持ち主の方がいてご供養をされている場所なのです。
それをデメリットとして「訳あり物件」としてしまうこと自体に問題があるかもしませんが、それぞれ個人の考え方は違いますので、そうした事を考慮して、苦にならないという人であればそうした物件を利用すれば良いだけの話です。

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